編入後の記事も書きました!
https://daichidaiji.com/after-1-year-from-transfer/
つい先日(8/21, 22)に東北大学に行くと編入試験があって,「もう1年かぁ〜〜〜」と懐かしみながら平成最後の夏を過ごしている林 大地(@daichidaiji)です.
そろそろ今年の編入試験も全部終わりますね!
もう終わった方は本当にお疲れ様でした!!!
まだの方はラストスパート頑張ってください!応援しています!!!
ところで,大学編入は本当に「情報戦」だと思います.
母数が少なく,志望校によって対策が異なるために十分な情報がありません.
僕が受験生だった頃は情報が欲しくて,毎日のように寝る前に「東北大学 高専 編入」などとググって,検索結果の4ページ目くらいまで掘ったりしてました.
そこで今回は僕の受験勉強スケジュールを紹介します!
何月はこれをやったという感じのスコープで細かくはないのですが,大体の目安にしてください.
3年生
- CANSAT
- 英語プレゼンコンテスト
を頑張っていて,これが面接で話す材料になりました.
また,応用物理という科目が好きで勉強を頑張っていました.
これが物理の勉強のハードルを結構下げてくれました.
また,学年末にある実力診断テストという”3年生までの数学・物理総復習テスト”があって,それを頑張って勉強したことも復習になったかなぁ.
人生初TOEICをIPで受けました.結果は650でした.
4年生: 4月
数学科の先生おすすめ,「徹底研究」を買いました.
ほんのちょっとずつやっていました.
4年生: 6月
初めて TOEIC 公開試験 を受験しました.結果は 780.
結構英語を使うよう意識して生活していたので伸びたのかなと思います.
650 との間にやったことは 公式問題集 2周と単語帳を半分くらいです.
単語帳は以下のを使いました.↓↓↓
この単語帳は本当におすすめです.
記事も書いているので単語帳をお探しの方は見てみてください。
https://daichidaiji.com/toeic-words-only-essential/
買った徹底研究は3日に1回やるかどうかという感じでだらけていました.
この”ダラダラモード”がなんと冬休みまで続きます.
4年生: 冬休み
実はまだこの時,東工大と東北大で迷っていました.
東工大を目指す他学科の人に刺激されて東工大の過去問を解き始めました.
しかしやる気が出ず,2年分くらい解いただけでした.
もっと勉強するべきだったと後悔しています.
4年生: 春休み
東京に2週間ほど滞在しながら3日に1回くらい図書館を巡って,徹底研究をやっていました.
他の受験生はこの時期本気でやっているので完全に遅れをとっています.
StudyPlusという SNS で確認すると東大に合格した友達を含めほとんどが 200 h/月 以上やっていました.
5年生: 4月
危機感がようやく生まれました(遅い).
徹底研究を進めながら,5月に受験する TOEIC の対策を行っていました.
先ほども紹介した単語帳を 1周し,英語に触れる生活にしました.
- YouTube の代わりに TED
- 英語で独り言
- 寝るときには TOEIC Listening 1.4倍速音源を聞きながら
- iPhone の言語を英語に
のようなことをして英語へのハードルを下げていました.
ちなみにまだ徹底研究は終わっていません.
StudyPlus で勉強記録をつけ始めました.
5年生: 5月 (TOEIC 受験)
TOEIC を受験.結果は 840.
これが筑波大学,東北大学ともに提出したスコアになります.
編入試験の勉強法を調べたり,過去問をたくさん用意していました.
5年生: 6月 (東北大学 願書提出,前期中間試験)
高専の定期試験でしたが,高専入学以来初めて手を抜きました.
TOEIC の結果が届くのが予想以上に遅く,東北大学の願書提出にギリギリでした.
余裕を持ってTOEIC スコアは用意してください!
東北大学の過去問 H19〜H28まで物理を1周しました.
5年生: 7月 (筑波大学 受験)
筑波大学の数学が僕にとって難しかったので,過去問特訓のA問題,B問題を1周して,C問題のうち必要そうな問題をピックアップして解きました.
過去問特訓はちょっと考えてわからなかったらすぐに答えを見て,数をこなすことを優先しました.
過去問特訓に並行して,筑波大学の過去問を繰り返しときました.
線形空間と複素数がノータッチだったので高専で使った問題集と,マセマの線形代数を使って補いました.
無事筑波大学に合格して2週間くらいはダラダラと東北大学の過去問を2周しました.もうすでに1周していたので飽きていました.
StudyPlus によると,7月は一番勉強した月でした.勉強時間は 150時間弱でした.
ちょっと少ない気もしますが,質が高かったということにしておきます…
5年生: 8月 (東北大学 受験)
前期期末試験がやってきて,卒研もなく,14時には学校から帰れたため,受験勉強が結構できました.毎日テストでもいいなぁなんて考えていました.
化学が本当にやばかったのですが,参考書を買うだけで勉強しませんでした.
重い腰を上げてようやく有機化学に手をつけ,理論・無機はほとんど無視して,スタディサプリという動画教材を見ていただけでした.
仙台に出発する2日前に化学の先生に頼んで過去問を全て解いてもらいました.
合格したのはほとんどその先生のおかげだと思います.本当に感謝.
受験し,力を出し切れて合格できました.
以上が僕の受験スケジュールでした.
経験に基づくアドバイス
使えるものは使い切れ
僕はとにかく先生方にお世話になりました.
最後に登場した化学の先生を始め,数学,物理の先生にも大変お世話になり,たくさん過去問を一緒に解いてもらいました.
ちゃんとアポをとれば教えてくれない先生はいないので質問したいことをまとめて突撃しましょう.
また,自分がどんな気持ちで大学に行きたいかなど話すと応援してくれました.
あと,参考書も結構先生から借りました.買うと結構しますし,注文してから2日ほどかかるので先生のところに行って借りていました.
動機をはっきりと
- なぜ大学に行きたいのか
- 何を本気でやりたいのか
が明確だと面接に有利だと思います.
弱い動機では面接官に見破られてしまいます.
僕の場合,
- 吉田研究室というGoogle Lunar XPRIZE をやっている研究室に行きたかった
- 宇宙飛行士を目指していて,宇宙工学を学べる数少ない大学であること
- 教育理念に「研究第一主義」と掲げていること
などを自分の経験に絡めながら志望動機として固めて行きました.
「学歴」や「なんとなく」という入りでその大学を志望する事が悪いこととは思いませんが,強い意志で受験する学生と張り合うにはその大学について研究する必要は 100% あります.
化学は最初に手をつける
僕が後悔したので.
化学の先生や化学系の学生の力を借りまくって過去問の答えを作ることから始めてみるといいと思います.
僕は問題だけ見ても,どんな本が必要でどんな勉強して,などは見えてこなかったからです.
自分に保険をかけない
僕は周りの友達や先生に「絶対受かる」と大口叩きまくっていました.
根拠はなく,「落ちるかも」と不安を見せるのが嫌なだけでしたが,辛いときに「大口叩いたから落ちたら恥ずかしい」や「大口叩いて勉強サボるのはカッコ悪い」と思えて自分を鼓舞できました.
「勉強してない」と保険をかけたくなる気持ちは痛いほどわかりますが,頑張ったら解ける問題でも諦めてしまう気がします.
まとめ
まとまりのない文章,最後までお読み頂きありがとうございます.
以上が僕の受験勉強スケジュールとアドバイスです.
計画性のかけらもないダメダメなスケジュールなので,これを読んで何が自分に必要なのかを分析し,大雑把でいいので計画を立てながら勉強なさるといいと思います.
ただ気をつけて欲しいのは,計画通りにはいかないということです.
募集要項の内容が変わったり,日程が変わったりと編入試験にイレギュラーな事態は付き物なので気をつけてください.
編入試験はとにかく情報戦です.
友達,先生から情報を仕入れて見通しのたった勉強をなさってください!
編入試験についてどんな質問でも答えます!Twitterやコメントで教えてください!
では,みなさん勉強頑張りましょう!!
ありがとうございました.
下の参考書は自信を持っておすすめします!!